~北九州市立大学ひびきのキャンパスの学生が、北九州市を拠点に活躍されている企業様にインタビューを行い、企業の事業内容や魅力をまとめた取材記事を作成しました~
✨私たちが取材しました📝✨
【話し手📢】黒崎播磨株式会社 取締役 吉田 猛さん
【聞き手🎤】北九州市立大学 国際環境工学部3年:F・Rさん、S・Tさん
✨企業プロフィール🏢✨
黒崎播磨株式会社は、1919年6月1日創業の歴史ある企業で、連結従業員数4,700名以上を抱える大企業です。本社所在地は北九州市八幡西区ですが、国内各所に加え、インド、スペイン、オランダ、アメリカ、中国等に拠点を構え、グローバルに事業展開を行っています。歴史ある企業ならではのノウハウを聞かせていただける貴重な時間となりました。主な事業としては耐火物事業、ファーネス(工業炉)事業、セラミックス事業などがあげられます。また、事業活動の中において、カーボンニュートラルに向けて熱を扱う技術を駆使した脱炭素社会実現に貢献する活動やSDGsへの取り組みも積極的に行っている企業でいらっしゃいます。ほかにも地域の賑わいのために、様々な地域のイベントへの協賛・参画や陸上競技へも注力する等、事業での活躍にとどまらず地域に根差した企業として活躍しています。また同社は、東京証券取引所プライム市場と福岡証券取引所に株式上場しておられます。



【質問1】お話の中に、海外に事業を展開するとありましたが、就職に当たって具体的に必要な技術・スキルなどはありますか?
入社してから専門的な教育を含めて研修時間が準備されているので、特段耐火物やセラミックスに関する知識が無いことで心配される必要はありません。また、必要な資格は入社後に取得できる仕組みも準備しております。但し、近年は海外事業が拡大しているため、英語能力は身に着けておくことが望ましいと思います。事業を一緒に行う現地の方々は紳士的な方が多く、海外だからといって働きにくかったりすることはありません。
【質問2】会社経営に携わっていてよかったことはありますか?
経営の立場での仕事のみならず、実務者としても様々な課題に社内関係者と一緒に取り組む中で、課題を克服した時の達成感はとても大きいです。特にM&A案件では、買収当初は想定通りに収益を上げられなかったものが、その後の改善策の積み上げにより業績が好転し、会社の発展に大きく貢献するに至り、苦労が報われたと実感することができました。
【質問3】セラミックス事業の成長も期待できると聞きましたが?
セラミックス事業では、主に半導体製造装置、家庭用燃料電池、セラミックコンデンサをはじめとする電子部品製造用セラミックス材料を製造・販売しております。いずれもカーボンニュートラルの推進、IoT化、AIやEVの普及等の社会の変化とともに需要が拡大していく分野であり、変化のスピードが加速している中でタイムリーに設備投資等を実行していきたいと考えています。
【質問4】今後は、海外でどのような事業展開を考えていますか?
現状では、今後の成長が大いに期待できるインドでの事業展開に特に注力していく考えです。インドでは耐火物の主要なユーザーである鉄鋼業の生産拡大が計画されており、これに伴い耐火物の需要も大きく伸びていくと想定されています。更に、欧州、米州等においてもパートナー企業との連携強化も含めて、更なる拡大を図っていきます。
✨学生インタビュワーの編集後記 ~お話をお伺いした感想~✨
今回は黒崎播磨株式会社・常務執行役員の吉田様からお話しを伺う貴重な時間を頂けたことにとても感謝しています。黒崎播磨様は、海外においても積極的に事業展開をなさっておられるので、入社すれば様々な経験ができる魅力的な会社だと思いました。また、耐火物事業というあまり聞き覚えの無い事業でしたが、話を聞いていくうちに、興味が湧きくわしく動向を見ていきたいと思いました。

