~北九州市立大学ひびきのキャンパスの学生が、北九州市を拠点に活躍されている企業様にインタビューを行い、企業の事業内容や魅力をまとめた取材記事を作成しました~
✨私たちが取材しました📝✨
【話し手📢】株式会社七尾製菓 常務取締役 原田祥之さん
【聞き手🎤】北九州市立大学 国際環境工学部3年N・Hさん、H・Mさん
✨企業プロフィール🏢✨
七尾製菓は、北九州市小倉南区で菓子の製造販売を行う企業です。創業以来、九州産の原材料を積極的に使用し、伝統的な製法と現代的な製品管理を組み合わせ、幅広い商品ラインナップを日本全国から海外へ提供しています。特に「フレンチパピロ」は家庭で手軽に食べられる洋菓子の先駆けとして発売され、今も根強い人気を誇っています。「太鼓せんべい」の仕上げは職人の手仕事によりバリを綺麗に整えるなど、創業時からの精神も受け継いでいます。
また、HACCPに基づく製品の安全管理を用い、5S活動を推進しています。CSR(社会的責任)活動においては、工場に設置した太陽光パネルによる自然エネルギーの活用や受注生産による資源ロス対策などの環境配慮に努めています。またスポーツイベントや文化活動への協賛といった地域社会への貢献活動も行っています。これらの要素が組み合わさり、七尾製菓はもうすぐ70年を迎える歴史を持つ企業となっています。


【質問1】一日のお仕事流れはどんな感じでしょうか?
企画部に関しては、8:30から朝礼が始まり、その次に商談があり、その次にミーティングといったふうに進められていきます。
【質問2】長年会社を続けてこられた理由としてどんなことがございますか?
社員一同がまじめに業務に取り組んでおり、長い間、自社の味を守っているからだと考えています。
【質問3】貴社には、大学のどんな学部を卒業した方々働いておられますか?
新卒というより、中途の人が多い職場であり、出身学部はそこまで気にされていません。ただし、開発部門などは栄養学を学んでいないと入れない専門的な部署もあり、大学での専門性が活かされています。
【質問4】他社との差別化を図っているにはどのような点がありますか?
例えば生姜せんべいの場合は生姜を香料やパウダーを使用するのではなく、生の九州産生姜をすり下ろして用いることにあります。また、商品は、受注生産しており、鮮度を重視していることが、差別化の要因になっていると思います。
【質問5】新商品の発案から、正式に発売までにかかるおおよその期間はどのくらいでしょうか?
発案、試作を経た後、賞味期限を確かめる試験が必要であり、1年以上かかる場合もあります。
【質問6】学生のうちにやるべきこととして、伝えておきたいことはございますか?
国内外を問わない旅行とアルバイト。この二つは学生のうちにしか出来ません。
✨学生インタビュワーの編集後記 ~お話をお伺いした感想~✨
N・Hさん)今回お話をお伺いしたときは原田さんが学生である私たちに対して、フランクに接してくださり、とても、心地が良く、会社のことをありのままに話してくれたのが好印象でした。
H・Mさん)今回の座談会においてお話しして頂いた原田さんには私たち学生の質問に対して真摯に回答していただき、製菓企業としての七尾製菓、中小企業としての七尾製菓その両方について具体的に知ることができました。
