~北九州市立大学ひびきのキャンパスの学生が、北九州市を拠点に活躍されている企業様にインタビューを行い、企業の事業内容や魅力をまとめた取材記事を作成しました~

私たちが取材しました📝✨
【話し手📢】新日本熱学株式会社 管理統括部:佐々木太一郎さん
【聞き手🎤】北九州市立大学 国際環境工学部3年:K・Rさん、O・Mさん、S・Kさん

企業プロフィール🏢✨
 新日本熱学株式会社(所在地:北九州市戸畑区中原先の浜46番地80)は、1935年に創業され戸畑に本社を構えており主に鉄工・断熱・プラントメンテナンスを行っております。これは国内でも数少ないトータルエンジニアリング企業です。プラント設備のカーボンニュートラル化といった地球環境保護に向けた取り組みも積極的に行っており、福岡県SDGs登録制度の第一期登録事業者にも認定されました。また、2023年3月には健康経営優良法人2023に3年連続認定されました。このように、健康課題に配慮し環境保全に貢献している企業です。

本社・九州支店社員のみなさん
プラント内打合せ
断熱工事(保温材取付)

質問1】貴社ではエネルギー事業を展開されているが、生命系の学生も活躍できるのでしょうか?
 資格取得には必要な実務経験年数が定められていますが、指定学科を卒業した学生であれば、実務経験年数が短くて受験資格を満たすことから、以前は機械系の学生を中心に採用を行っていました。近年では、学部学科を問わず積極的に採用を行っています。コミュニケーション能力の高い学生さんや優秀な学生さんであれば問題ありません。

質問2】貴社の市場シェア率はどのくらいなのでしょうか?
 具体的なパーセンテージでの企業シェア率というのは出ていません。参考として、熱絶縁工事業として福岡県で127社ありますが、弊社は第1位となっています。因みに全国では2777社中で第7位の位置づけとなっています。

質問3】新入社員育成は具体的にどのようなことを行っているのでしょうか?
 新入社員は入社から1か月間研修を行い、ビジネスマナーや実務(施工管理、安全管理)に関することを教育します。会社に入社した後の不安や疑問を解決できるように努めています。

質問4】断熱工事はどのような点でSDGsに貢献しているのでしょうか?
 弊社では保冷タンクの中にパーライトという粒子状の保冷材を入れることで保冷効果を保っています。パーライトを入れ替えることでタンクを変えることなく再生利用することで無駄な資源の排出抑制に取り組んでいます。パーライト入れ替えのために細いホースを用いることでエネルギー消費を抑えているが、それに伴う問題も出てきている為、まだまだ成長中の分野となります。

質問5】業績が右肩上がりと伺いましたが、その要因はどこにあるとお考えでしょうか?
 弊社では様々な分野にわたる事業を行っております。親会社のニチアス株式会社とのコラボを行い、それぞれの協力会社の融通で仕事の受注に繋げています。また、パーライト事業の展開もその要因の一つになっていると考えています。

質問6有給取得率やその制度について教えてください。
 弊社では新入社員に入社時点から有給10日を支給しております。勤続年数が増えるごとに有給日数も増える制度となっています。昔より建設業、プラント業は残業が多いことから、それを改善するために年間実労働時間を2480時間程度に収まるように、積極的な有給取得を促しております。昨年度の有給取得日数は平均で12.5日、最低でも10日の取得を推奨しております。

学生インタビュワーの編集後記 ~お話をお伺いした感想~✨
 どんな質問にも丁寧にお答えいただいて、本来自分達が100%進行を行わないといけない所なのですが、新日本熱学様自ら進行していただく場面もありとても楽しくお話しをお伺いすることができました。また、質疑応答の最中も常に笑顔で対応してくださり、こちらも踏み込んだ質問ができ、そのような質問にも丁寧に回答していただいたため、会社のことをとても詳しく知ることができました。今回は本当に貴重な経験をさせていただいたなと感じました。

新日本熱学(株)の方々と取材班