今や生活になくてはならないIT技術。
そんな便利なサービスを提供してくれている北九州市のIT企業をご紹介しつつ、そこで働く方々にスポットライトを当ててどんな仕事をしているのか、どんなスケジュールで働いているのかなどを深掘りしていく『北九州市のIT戦士、数珠つなぎ』!
前回は、【カラビナテクノロジー株式会社】さんをご紹介しました。
今までの固定概念を覆す、とっても自由でユニークな会社ですよね😂
きっとカラビナテクノロジー株式会社(以下カラビナ)で働いている社員さんは、変わった人たちに違いない!笑
そんな好奇心の元、カラビナの社員さんにインタビューを試みました。
まずお話を聞かせてくださったのは、前回会社について詳しくおしえてくださった、カラビナの人事・採用担当の高橋さんです。
人事・採用担当とは言っても、実際の面接は現場のメンバーが行なっているそうです。
面接では役職の付いたいわゆる“お偉いさん”が面接官になる事が多いですが、入社して実際一緒に仕事をするのは現場の人たち。
現場の人が面接する事で、こういうメンバーがいるんだ、こういう仕事をするんだ、という事が面接の時点でしっかり確認できる。
「思っていたのと違った」というズレが少なくなり、結果的に辞める人がとても少ないそうです👏
さて、ここからは高橋さんがどのようにしてカラビナで働くようになったのか、その人生について迫ってみたいと思います!
高橋さんは北九州市のご出身ですが、22歳くらいの時に北九州を離れ10年ほど東京で働いていました。
北九州市に戻ってきたきっかけの一つは東日本大震災でした。そして祖父が病気になったことも重なり、北九州市に家族で移住することに。
まずは東京で働いていたのと同じ職種に就いた高橋さんでしたが、このままずっと続けていくのはきついな、と感じ、まだ若いうちに転職することを決意します。
そこで高橋さんは、全くの独学で当時流行りだったプログラミングの勉強を始めたそうです。
高橋さんのすごいところは、仕事を続けながら勉強したこと。
そして、勉強を始めて“自分にはプログラマーは向いていない”と感じたにも関わらず、会社にとってコーポレート系の人材は必要なはずだ、と思ったため勉強を続けたこと。
さらに、積極的に勉強会に参加する中で「これだ!」とピンときた会社に直接ダイレクトメールをして積極的に自分をアピールしたこと。
高橋さん自身、「行動力だけはある!」とおっしゃっていましたが、行動力で自らの道を切り開いてきた印象を受けます。
そうしてIT系の企業に転職した高橋さん、行動力の賜物でその後さらにカラビナとご縁が繋がり、現在に至る、ということです。
カラビナでも、高橋さんの行動力は発揮されています。
もともと北九州に拠点はなかったカラビナですが、高橋さんの「北九州市に事業所をつくりたい!」という思いが会社を動かしました。
自分自身が北九州に戻ってきて働こうと思った時、地元にあまり就職の選択肢がなかった、という高橋さん。
地元で働ける、やりたい仕事がある、という環境をつくりたい。
東京など都会に出なくても、地元で働けるじゃん!と若い人たちに思ってほしい。
高橋さんは北九州市を“より良い街にしたい”という思いから、カラビナの北九州事業所をつくり、「働きたいという人がいれば職を用意したい!」と意欲的です。
「北九州でもできるんだ!」「北九州ってすごくない?」そんな風に言われることを目指して。
高橋さんの行動力が、北九州市全体の雇用状況を変える日もそう遠くないのかもしれません。

