IT技術を活用して世の中をより良く、より便利にするためのサービスを提供しているIT企業。
SNSや検索エンジン、ネットショッピングなどはもちろん、家電や交通ICカードなど身近なものにも浸透し、今やIT技術なしには生活ができないほど、私たちを様々な側面から支えてくれています。
役に立つ技術を提供してくれているIT企業ですが、なんとなく大都会の立派なオフィスにあるイメージではないでしょうか?
しかし!もちろん北九州市にも私たちの生活を豊かにしてくれているIT企業はたくさんあります。

そんな北九州市のIT企業をご紹介していく『北九州市のIT戦士、数珠つなぎ!』。

北九州市のIT企業をご紹介しつつ、そこで働く方々にスポットライトを当ててどんな仕事をしているのか、どんなスケジュールで働いているのかなどを深掘りしていく企画です😄

記念すべき第一回目のIT企業は、【カラビナテクノロジー株式会社】
今回はカラビナテクノロジー株式会社が一体どんな会社なのかについて、詳しくご紹介します。

カラビナテクノロジー株式会社(以下、カラビナ)は、2015年8月に創立したIT企業。
天神に本社があり、現在は社員数80名ほどだそうです。
今年の4月に北九州にも拠点が誕生!
小倉駅前の商業施設内という好立地のオフィスで、現在6名ほどが働いています。

とは言え、カラビナの特徴はなんと言っても『場所にとらわれない働き方』!
自宅でも良し、コワーキングスペースやカフェを利用しても良し。
そして現在東京・佐賀にも拠点があるため、普段は天神で働いているけど、今日は気分を変えて佐賀で働く、なんてこともできるんだとか!
いわゆる“ワーケーション”のような働き方ができるのがカラビナの魅力の一つです。

そんなカラビナ、一体どんなことをしている会社なのでしょう?
カラビナは、アプリなどのウェブサービスの開発、ウェブサイトの作成、データ分析などを行なっています。
親会社が食品ECを展開している『オイシックス・ラ・大地株式会社』であるため、カラビナも様々な会社からECの案件を受託しており、北九州にいながらにして有名な会社に関わることができる、とてもやり甲斐のある仕事です。
社員80名のうちほとんどがエンジニア・デザイナーなどの技術職で、新卒も中途も募集中とのこと!
テレワークがメインですが、3〜12名でのチーム制なので安心。

さらに、案件につくまでは先輩社員が2名メンター(お世話役)としてサポートしてくれるそうです😊
ここからは、カラビナ独自のユニークすぎる制度についてご紹介します。
カラビナはなんと、『あだ名制』!
社員全員があだ名を持ち、社内ではあだ名で呼び合っているそう。
ホームページのメンバー紹介でも、みなさんあだ名で紹介されています。笑
社内では常にあだ名のため、あだ名で呼ばれることで仕事モードに入れる、というメリットもあるそうです😮
「◯◯部長」など役職も付けないので、上下関係など煩わしいことも考えなくていい、というメリットも。

そしてカラビナは『ホラクラシー組織』を採用。
役職や階級といった上下関係が存在しないフラットな組織であり、カラビナの場合はサークルのような感覚で、自己申告制・出入りも自由なんだそう。
一人一つでもいいし、たくさん掛け持ちしてもいいとのことで、本当にサークルみたいですね。笑
ホラクラシー組織のいいところは、サークル内で決められるので自分たちが「いいんじゃない?」となれば上司への申告なども不要で話が早く進むこと。
何事もスピード感が早く、スムーズなんだとか。

もう一つ、カラビナには『お小遣い帳』という制度があります。
月10万円まで、社員が好きに使っていい制度!!
そんな羨ましい制度があるなんて・・・!
目的としては、会社の経費を自分たちで考えて使う仕組みを作ることにあるとのこと。
もちろん、会社にとってプラスとなるもの、という基準はあるそうですが、面白い案でも承認がおりることも多いらしく(笑)、考えるだけでも楽しそう。

さらに、『ピッツァ分配』という制度も。
これは自分の昇給額を自分で決めれる、という制度だそう!
どれだけ自由なんでしょう、カラビナ・・・。
半年ごとに面談を行い、この半年で自分はこれだけ頑張るからこれだけ上げてほしい!と申請し、半年後に達成度を確認して実際にどのくらい上げるか決めるとのこと。
「子育てに集中したいからそのままでいい」という人もいるそうで、自分のペースで仕事に励めるという、まさに社員のための制度ですね。

・・・と、このようにカラビナはかなりユニークな会社のようです。
今回お話を聞かせてくださった人事担当の高橋さん曰く、「こんな変な会社、文化が北九州という地方都市にあってもいいと思うんです。それで注目してもらえれば、周りにも波及していくのでは、と思います」と語ってくれました。
実際、多くの企業が「新卒が採れない」と嘆く中、カラビナにはたくさんの応募があるそう。

それは「働く人のための会社だから」。
経営理念として『やりたいことを、やりたいように、やれるようにする』を掲げているカラビナは、“個人が最適な状況を作る”ことに重きを置いています。
社員思いの会社なので、休みもしっかり取れたり(年間126日)、転勤もなかったり(というか、全国どこでも自分の好きなところで働ける)、スーツ着用不要の私服勤務だったりと、社員がのびのびと働ける環境を追求しているので、辞める人がすごく少ないそうです。
人事を担当している高橋さん自身、「仕事をしている感じじゃない、明日が嫌じゃない。本当に毎日楽しく働いていますね」と笑顔で語ってくれました。
お話を伺っているとそれも納得の、とても自由で奔放で、それでいて社員が一番心地よい環境をつくってくれる会社なんだ、ということが伝わりました。

さて次回は、カラビナについて詳しく教えてくれた人事担当の高橋さんについて深掘りしたいと思います!
カラビナで働く高橋さんは一体どんな人で、どんな働き方をしているのかについてお聞きします。
どうぞお楽しみに!