~北九州市立大学ひびきのキャンパスの学生が、北九州市を拠点に活躍されている企業様にインタビューを行い、企業の事業内容や魅力をまとめた取材記事を作成しました~
✨私たちが取材しました📝✨
【話し手📢】コゲツ産業株式会社:代表取締役副社長 大塚健弘さん、次長 採用担当 中条尚史さん
【聞き手🎤】北九州市立大学 国際環境工学部3年:S・S さん、Y・Kさん
✨企業プロフィール🏢✨
コゲツ産業株式会社は、本社を北九州市小倉北区に構える総合食品卸売商社です。母体である菓子店「湖月堂」から昭和48年に食品取扱部門として独立し、地元北九州・福岡を中心に全国各地に物流拠点を構え、広範囲かつ緻密な販売ネットワークで確かな経営基盤を築き上げています。コゲツ産業株式会社は、九州、福岡、大分を主要拠点に常温、冷蔵、冷凍設備を完備しており欠品0の100%納品体制を実現するための体制を整えています。また、様々な企業との密接な関係を築くことで2万5000種類以上の商品を取り扱っているなど、同業他社に引けを取らない強みを持っています。小規模では無いが全国規模でも無い「地域密着型中堅企業」という事業形態のもとに、様々なノウハウを活かして地元の小売店に豊富なサポートを行なっています。地域貢献を第一に考えた多くの取り組みを行っていることから、平成30年には地域未来牽引企業として認定を受けており、これからの地域経済の中心的な担い手となりうる企業です。
【質問1】コゲツ産業の強みはなんでしょうか?
1番の強みは「大企業と遜色ない内容の仕事を地域に向けて出来ること」だと思います。コゲツの行う事業は大企業も同様に取り組んでいます。納品のためのネットワーク網や、各メーカーさんへのサポートなどなど。しかし、コゲツはこの事業を地元地域に向けて発信しています。そのため、取引先の企業一つ一つとの結びつきがより強固なものになっており、地域密着型の体制となっています。その結果として、コゲツは地域未来牽引企業の一つにも認定されております。

【質問2】なるほど、リテール・サポートに力を入れているのはそこにも関係するのでしょうか?
はい。現在のコゲツは新規の取引先を開拓していくというよりも、以前から取引をさせていただいている小売業さんとの連携強化に重きを置いています。コゲツと小売業さんが地域の皆様に対して、より良いものを提供していけるように。そしてお互いが今後も継続して一緒にお仕事をさせていただけるように、商品開発や販売のアドバイス、店舗設計についてのご相談など、様々なサポートをさせていただいております。


【質問3】コゲツ産業で働く社員さんと、どのようにコミュニケーションを図っておられますか?
他者とコミュニケーションを図る上で必要なことは、まず相手の顔や声などを知ることだと思います。コゲツでは入社した後の研修を大体9〜12ヶ月の期間で行うのですが、その研修期間の間にコゲツが持つすべての部署を回っていただきます。この時、それぞれの部署で働いている他の社員さんと顔合わせを行い、お互いに話していただくことで、これ以降もコミュニケーションをとりやすい雰囲気を作っています。
【質問4】コゲツ産業に入社して、特に育つと感じるスキルはなんでしょうか?
先ほどの研修期間のお話に戻るのですが、この研修期間にはコミュニケーションをとりやすくする目的に加えて、もう一つ目的が存在します。それが、すべての部署を回っていただくことで、その人がどの部署の仕事に向いているのかを判別することです。仕事の向き不向きを判別した後に、実際の配属を行います。以降はその部署において関連するスキルをひたすら伸ばしていくことになるため、人によって伸びるスキルは変化すると思います。
【質問5】理系の学生が活躍できるような場はございますか?
正直なことを言うと、現時点で当社には理系専門分野に特化した職場はありません。というのも業務内容としては文系寄りのものが多く、事務業務や取引先への配送、他社さんへの営業などが主となっているためです。だからといって、理系の人材を求めないということではありません。経営方針の策定や各業務の計画立てなど、文系ではなく理系の人の視点を加えることで相乗効果が得られるメリットは非常に大きく、理系出身者の活躍の場はたくさんあります。そのため当社としては文理問わずに積極的にエントリーして頂きたいと考えています。
✨学生インタビュワーの編集後記 ~お話をお伺いした感想~✨
とても丁寧にお話ししていただきました。それぞれの質問の意図や内容を十二分に汲み取ってくださり、たくさんのコゲツ産業の魅力を教えていただきました。このような機会に恵まれなければ、コゲツ産業についてここまで詳しく知ることはできなかったと思います。今回得た情報をもとにして、これからの就職活動に役立てていきたいです。
