~北九州市立大学ひびきのキャンパスの学生が、北九州市を拠点に活躍されている企業様にインタビューを行い、企業の事業内容や魅力をまとめた取材記事を作成しました~
✨私たちが取材しました📝✨
【話し手📢】髙藤建設株式会社 管理部:藤野実由さん、吉田渉さん
【聞き手🎤】北九州市立大学 国際環境工学部3年:S・Kさん、S・Fさん、S・Yさん
✨企業プロフィール🏢✨
髙藤建設株式会社(所在地:北九州市門司区東新町1丁目1番30号)は、創業以来90年以上にわたり、九州を拠点にし、地域に寄り添った街づくりに貢献してきた総合建設業者です。同社では、店舗、事務所等の建築から、その後のメンテナンスまでを一貫して行っています。また、長年の事業で重ねてきた実績やノウハウに固執するのではなく、常に新しい技術を取り入れています。BIMの活用やVRを利用した建築予定物件のモデリング化などのDX化の推進がその最たる例でしょう。これもすべては、顧客によりよい技術を提供するためです。このような取り組みを通して得た信頼を元に髙藤建設株式会社は多くのリピーターを獲得しています。このようなことから、髙藤建設株式会社は確かな技術、ノウハウ、新技術の積極的な導入を元に実績を重ね続け、多くの信頼を獲得している企業であると言えるでしょう。


【質問1】貴社では、顧客のほとんどがリピーターだと伺いましたが、その秘訣は何でしょうか?
私たちはお客様との連絡を密にして希望を迅速に反映させることにより、それぞれのお客様との付き合いを大事にしてきました。これらの理由からリピーターになってもらうことが多く、現在ではそれほど営業を行わずに、リピーターの方との取引を中心に事業を進めています。今後も、この付き合いを大事にして福岡で活動していきます。
【質問2】学生である私たちもよく利用する「えきマチ1丁目折尾駅」の完成後に、お感じになったのはどんなことだったでしょうか?
駅の中で建設作業を行うため、大きな機材を使用出来ないので効率が落ちない様、創意工夫を行いました。それは、作業員や工事現場周辺への配慮が必要なことであり、非常に難しい経験でした。それでも、完成後には「できた」という達成感があり、そこから次も頑張ろうという気持ちになりました。
【質問3】就職採用についてお伺いします。貴社が新卒採用において求めるのは、どのような人材なのでしょうか?
弊社は、建築業界の中でも施工に携わる企業であることから、施工管理技士としての資格など関連資格を持っている人が重宝されます。ただし、それは入社後、より仕事の幅を広げるために必要なものであり、新卒採用において重要視しているわけではありません。それよりも、 誠実さやコミュニケーション能力といった人間的な魅力を重要視しています。これは、取引先、社内を問わず、幅広い方々と一緒に仕事をするための信頼関係を構築する上で必要な力であるからです。
【質問4】貴社の経営理念の中に、「適正利益の追求」という言葉がありますが、貴社が想定している適正利益とはどのような意味なのでしょうか?
それについては、私自身が経営陣ではないため、正確な回答をすることは難しいです。ただ、会社としてではなく主観的に回答するなら、企業である以上、事業を行う上で一定の利益を上げることは重要であると思います。その中で、自社の利益のみを考えるのではなく、顧客の要望に沿ったサービスを提供し、相互の考えの折り合いがついたところで利益を挙げていこう。それが弊社における「適正利益の追求」という考え方であると思います。つまり、自社の利益のみを追求した結果、得られる利益は適正としないということです。
【質問5】貴社は、採用した人材の育成について、どのような制度を設けておられますか?
質問1でも述べました通り、施工管理技士としての資格は入社後、仕事の幅を広げるために必要なものです。そのため、普通は資格試験のためのスクール費、受験費用については個人が負担するのですが、それを会社負担とすることにより社員による資格取得を推奨しています。このことは、弊社が目先の利益ではなく、将来的な利益を重視していることを示していると思います。
【質問6】ご自身が就活生のうちにやっておいて良かったこと、またやっておけば良かったと思うことはございますか?
業種選びを明確に行っておいた方がよいと思います。なぜなら、人によって適切な場所や条件が違ってくるためです。
✨学生インタビュワーの編集後記 ~お話をお伺いした感想~✨
お話をお伺いする中で、高藤建設株式会社はお客様から愛される企業だということをひしひしと感じました。実際に「えきマチ1丁目折尾駅」のプロジェクトもJR九州下大利(大野城市)での施工実績をきっかけとした依頼でした。それは、JR関係者にも高評価であるため、要望を多く聞く、お客様との連絡を密にする、迅速に希望に対応するなど高藤建設株式会社が取り組んできたことが現在の発展につながっていると感じました。
