ブックタイトル就活応援マガジン 北九州市で働こう! vol.2
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就活応援マガジン 北九州市で働こう! vol.2
Shigeki Umebayashi北九州商工会議所産業振興部産業振興課係長梅林繁喜さん北九州市の産業発展のために、事業計画、人材育成など経営課題解決に向けて企業と一緒に取り組んでいる。「北九州会社合同説明会」を主催し、企業と学生との雇用マッチング機会を創出。Ichiro Takanoキャリア救急センター福岡代表福岡大学商学部非常勤講師高野一郎さん総合食品メーカーに12年間勤務した後、就職コンサルタントとして独立。様々な大学にて学生の就職を支援し、企業に人材採用のアドバイス、講演も行う就活のプロフェッショナル。Yuichi Ono小野祐一北九州市役所産業経済局雇用政策課地元就職促進担当課長北九州市の経済や産業の振興を目指す部署で、学生の就職と企業の人材確保支援を担当。本誌「北九州市で働こう!」など多数の学生向け事業を企画。梅林≫そうですね。確かに企業が求める人材は変わってきています。就職をしても3年以内に離職する大卒者は3割以上いると聞いています。優秀な方を求めて採用したけれど、企業の社風やいろんなところで合わずに、残念ながら辞めてしまうんですね。企業は採用や教育にたくさんの投資をしているので、3年も経たずに辞められるのはつらい。だから自社に合う人を採るようになってきたと思います。新卒からの就職に比べ、転職はそれなりに苦労もあると思いますし、何より皆さん長く勤め続けるつもりで入社しますよね。ミスマッチのない企業選びは、双方にとって大事なことです。北九州市の地元企業をアピール小野≫北九州市の企業をよく知ると、独自の製品とかシェアナンバー1とか、魅力のある企業がいっぱいありますよね。それを学生にもっと知ってもらえればと思います。梅林≫おっしゃる通り、北九州市はものづくりのまちで魅力ある企業が多く集積しています。しかし、その企業の魅力が十分に学生に伝えきれていない現状はあると思いますので、まずは知ってもらうことですね。文系の学生には、「モノ」自体は作れないかもしれないけれど、例えばこの製品を世界に広めていこうとか、営業のやりがいはあります。このまちでも男女問わず、また文系理系問わず、企業を知ることで、自分が活躍できる場所をいくつも見つけられると思います。可能性を秘めているまちなので、商工会議所としてももっと企業イメージ発信のサポートを支援していきたいと考えています。小野≫就職するときに北九州市を離れる方が多く、アンケート調査では、「北九州市の企業を知らない」という回答が、かなりの学生からありました。そこで、市でも地元企業をこれまで以上にアピールしていこうと取り組んでいます。採用意欲が高い企業が増えている三石≫北九州市における新卒の採用状況について教えていただけますか。梅林≫商工会議所で行っている「経営動向調査」では、人材不足という声が多く挙げられていました。また、北九州市と一緒に主催している「北九州会社合同説明会」の出展企業は、年々増えています。大学生を採用したいという企業が多いものの、目標の人数までは採れていないのが実情です。採用意欲が高い企業は増えていると思いますね。恒成≫私は去年の夏、インターンシップに参加しました。北九州市内の企業を希望していたのですが、福岡に比べると圧倒的に少ない。それで福岡の企業に行き、友達の家に泊めてもらって1週間通いました。その後、キャリアセンターから北九州市の企業のインターンシップを紹介され、初めて知ったんです。梅林≫インターンシップを希望していても、遠方で交通費がかかるなど、現実的な問題もあると思います。そこで、市と協力して地元企業のインターンシップを企画しました。ものづくりをしている製造業が多いのは、まちの特徴でもありますが、文系の学生にとってはそこで自分が働くイメージが湧きにくいと思うんですね。この企画は文系の学生を対象としたもので、製造業にも総務や営業など文系出身者もたくさん活躍していることやいろいろな地元企業を早い段階で知ることができるので、ぜひ活用いただければと思います。インターンシップのメリットと注意点小野≫企業の採用意欲が高まる中で、インターンシップを実施しているところが増えてきています。学生はインターンシップに参加する企業をどう選んだらいいでしょうか。高野≫もちろん興味のある企業には行ってみたほうがいいですが、企業がインターンシップを受け入れる目的が多岐にわたっていて、学生がそれを事前に見極められず、ミスマッチが起こっているという課題があります。03北九州市で働こう!